No.169-採用の場面で見る帰化者と永住者の違い


 

Q 事業主が帰化者又は永住者を採用する場合、両者に違いはありますか?

 

 


 

A

<採用場面での帰化者と永住者>

⇒ 帰化者と永住者は、日本国内で生活する場合、似ている面があると同時に、異なる面もあり、そこを明確に認識しないと、採用する側と採用される側の双方が不利益を被る場合があり、注意が必要です。

 

具体的には下記の通りとなります。

 

 

<似ている点>

(期間)

帰化者→当然に日本で生活できる

永住者→退去強制事由に該当しない限り、無期限に日本に在留できる

 

(活動内容)

帰化者→どのような仕事に就くこともできる

永住者→どのような仕事に就くこともできる

 

<異なる点>

法的な地位

帰化者→法務大臣の許可を得て、日本国籍を得た「日本人」で選挙権・被選挙権がある

永住者→日本国籍を有しない「外国人」であり、選挙権・被選挙権はない

 

 

⇒ 上記で留意すべき点は、永住者は帰化者と異なり、退去強制事由が存在するため、もしその永住者に退去強制事由に該当する事実があれば、事業主としては採用を控えざるを得ない場合があることです。

 

その点で、事業主としては、永住者よりも帰化者の方が有利といえます。