No.26-国際結婚で必要となる婚姻要件具備証明書の概要


 

Q 婚姻要件具備証明書の概要について教えてください。

 

 


 

A

<婚姻要件具備証明書の概要>

⇒ 例えば、外国人と日本人が日本で婚姻を成立させたいという場合、市町村役場に婚姻要件具備証明書という外国人の本国官憲が発行する書類を添付書類として婚姻届と一緒に提出するのが原則的な方法です。

 

これは、日本人と外国人が日本で婚姻を成立させる場合、婚姻の実質的要件につき、当事者のそれぞれの本国法上の要件(婚姻年齢・待婚期間・重婚等)に合致することが必要で、そのためには、当事者の本国法の中身が判明する必要があります。

 

しかし、市区町村長は、外国人の本国法をすべて詳細に知っているというわけではないので、外国人に「その者の本国法上婚姻に問題がない」旨記載の婚姻要件具備証明書を提出させることにより、婚姻の実質的要件を証明させます。

 

この婚姻要件具備証明書は、婚姻をしようとする外国人の本国の大使、公使又は領事など権限を持っている者が本国法上その婚姻に必要な要件を備えていることを証明する書面です。 市区町村長が法務局長や外務省を通じて現地の法令を調査するよりも、届出人に婚姻要件具備証明書を提出させる方が審査を時間的に短縮できる長所があるため、このような制度になっています。

 

もっとも、国によっては、婚姻要件具備証明書を発行していないところがあるため、その場合には、宣誓書や婚姻証明書というものを提出することになります。 もし、宣誓書や婚姻証明書も入手できない場合には、外国人の本国法の法文(日本語訳付き)とパスポート・国籍証明書等を提示・提出することになります。