国際結婚と外国人配偶者の氏への変更



日本人と外国人と国際結婚した場合の氏に関するルール

日本人と外国人が国際結婚した場合、日本人配偶者が外国人配偶者の氏を当然に名乗るというわけではなく、外国人配偶者の氏を名乗るには、一定の手続が必要になります。


確かに日本人同士の婚姻の場合、民法750条により「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。」とされ、夫婦どちらか一方の氏を名乗ることになりますが、外国人配偶者の場合、民法750条にいう氏を有していないと考えられ、日本人同士の結婚と異なり、国際結婚した日本人は当然に外国人配偶者の氏を名乗るというわけではありません。




具体的な手続

国際結婚した日本人配偶者が、外国人配偶者の氏へ変更するための具体的な手続は、下記の通りです。

(1) 婚姻から6ヶ月以内であれば、市区町村長へ届け出るだけで、「呼称上の氏の変更」を行うことができます。


(2) 婚姻から6ヶ月を過ぎてしまった場合、「やむを得ない事由」があり、家庭裁判所の許可があれば、市区町村長への届出で「呼称上の氏の変更」を行うことができます。 

→ なお、ここでいう「やむを得ない事由」の判断は、家庭裁判所が行う事項であり、市区町村長がこの点の当不当を判断して、届出を受理しないということはできません。