No.266-国際結婚と公序良俗違反


 

Q 国際結婚において外国法を適用した関係で公序良俗に反する結果となった場合、どう対処しますか?

 

 


 

A

<婚姻成立の実質的要件>

⇒ 日本人と外国人が国際結婚する場合に、実質的要件と形式的要件(婚姻の方式)を充足する必要があり、実質的要件において適用する国の法は、日本人には日本法を、外国人には本国法をそれぞれ適用します。

 

 

<外国法を適用したことにより問題となる公序良俗>

⇒ そうすると、外国人については、外国法を適用することになりますが、その中には、日本の公序良俗に反する内容の法規が含まれていることがあり、具体的な場面で、不都合な事態が生じます。

 

例えば、外国法の中には、

・ 幼児婚を認めるもの

・ 再婚を一切認めないもの

・ 異教徒の婚姻を認めないもの

等があり、それらの外国法を適用すると、日本人が10歳の幼児と婚姻できてしまったり、再婚できない事態が生ずる等、日本の公序良俗に反する結果となります。

 

そこで、上記のように、公序良俗に反する結果となる場合は、公序良俗に反する部分については、それらの外国法の適用を排除して、日本法を適用します。