No.3-推定相続人の廃除


 

Q 推定相続人の廃除の仕組みと流れを教えてください。

 


 

A

<廃除の意義>

⇒ 廃除とは、被相続人を侮辱し、暴行した場合等、被相続人から見て相続させたくない者に対して、被相続人が生前に家庭裁判所に申し立てるか、または、遺言により遺言執行者が家庭裁判所に申し立てるかのいずれかの方法により、その者の相続権を失わせる制度です。

 

<廃除の対象となる相続人>

⇒ 廃除の対象となる相続人は、民法892条により、遺留分を有する推定相続人に限られ、兄弟姉妹は廃除の対象となりません。 それは、兄弟姉妹に相続させたくなければ、第三者に生前贈与・遺贈を行えばよく、廃除の対象とする必要がないからです。

 

<廃除事由>

⇒ 廃除が認められるには、①被相続人に対する虐待、②被相続人に対する重大な侮辱、③推定相続人にその他の著しい非行があることのいずれかを必要とします。