No.48-遺産分割協議の取消・解除


 

Q 一旦成立した遺産分割協議を後になって取り消したり、解除したりすることはできるのですか?

 

 


 

A

<遺産分割協議の取消>

⇒ 騙されたり強迫される等して遺産分割協議に合意した場合、重大な思い違いをしていたような場合には、詐欺・強迫に基づき遺産分割協議を取り消したり、錯誤(間違い、誤り)による無効を主張することが可能です。

 

 

<遺産分割協議の解除>

⇒ 遺産分割協議は上記のように、取消や無効の主張は認められますが、債務不履行解除は認められておりません。

 

例えば、遺産分割協議において、相続人Aが不動産を相続する代わりに、 他の相続人Bに対して代償金として金銭を支払うという合意があった場合に、AがBに代償金を支払わないというときは、遺産分割協議の債務不履行として解除することが考えられますが、解除という方法はとれないということです。

 

ただし、共同相続人全員の合意解除により、再度遺産分割協議を成立させることは可能です。