No.50-相続分の譲渡


 

Q 遺産分割協議時に行われる相続分の譲渡とは何ですか?

 

 


 

 A

<相続分の譲渡の趣旨>

⇒ 相続分の譲渡とは、相続人が遺産分割前に自己の相続分を、他の共同相続人その他の第三者に譲渡することをいいます。 これは、遺産の取得を希望しなかったり、遺産分割協議を経ることなく早期に対価を得たいと考える場合に使われる方法です。

 

相続分の譲渡を用いると遺産分割協議の参加者が減ることになるので、当事者関係を整理することに繋がります。

 

 

<相続分の譲渡の方法>

⇒ 相続分の譲渡は、相続分の全部又は、一部について譲渡することができ、相続分譲渡証書という書面を譲渡人と譲受人との間で取り交わして行われます。

 

 

<共同相続人以外の第三者が相続分の譲渡を受けた場合>

⇒ 共同相続人以外の第三者が相続分を譲り受けた場合、第三者も遺産を共有することになり、相続人の立場として遺産分割協議に参加することになります。

 

しかし、第三者が遺産分割協議に参加することにあると協議が円滑に進まないこともあり得ます。

 

そこで、他の共同相続人は、1ヶ月以内に価額及び費用を償還して相続分を取り戻すことができます。