No.51-遺産分割協議後の新たな財産


 

Q 遺産分割協議後に新たな相続財産が発見された場合、共同相続人としていかなる対応をしたらいいのですか?

 

 


 

A

<遺産分協議後に財産が新たに出てきた場合の原則的対応>

⇒ 遺産分割協議後に新たな財産が出てきた場合、その財産のみ共同相続人間で遺産分割協議を行えばいいと考えられています。 この場合、前に成立した遺産分割協議は、有効なままであり、新たに発見された財産を対象とした遺産分割協議をすればいいことになります。

 

基本的に遺産分割前に行われる財産調査の段階で、漏れなく財産を調べ尽くせればいいのですが、どうしても調査しても見つからなかった財産が、後になって出てくることがあり、それはやむを得ないといえます。

 

 

<遺産分割協議後に財産が新たに出てきた場合の例外的対応>

⇒ 遺産分割協議後に出てきた新たな財産が、相続人により隠匿されたものである場合や遺漏していた財産の経済的価値が高い場合において、遺産の存在を知っていたなら、遺産分割協議でのそのような意思表示をしなかったといえるときは、錯誤無効になると考えられます。

 

この場合、遺漏した財産も含めた全ての遺産を対象とした遺産分割協議を行うことになります。