No.54-譲渡制限株式の相続


 

Q 遺産分割において、譲渡制限株式を相続することになった場合の対応について教えてください。

 

 


 

A

<譲渡制限株式を相続した場合>

⇒ 株式を相続した場合、預貯金を相続した場合と異なり、当然に共同相続人に権利が帰属するのではなく、株式を共同相続人間で準共有することになります。

 

したがって、単独で会社に対して、株式の名義変更を求めることはできず、遺産分割協議を行った上で行う必要があります。

 

 

<会社からの売渡請求>

⇒ 譲渡制限株式を相続した場合、会社の定款に相続等により株式を取得した者に対して、株式を会社に対して売り渡すよう請求できることを定めている場合があります。 これは会社にとって好ましくない者を新たに株主にさせないようにする措置であり、会社法で認められているものです。

 

この場合には、株主総会の決議により、売り渡しが行われ、売買価格は会社との協議により決められます。