No.55-相続と特別縁故者


 

Q 特別縁故者制度とは何ですか?

 

 


 

A<特別縁故者制度の趣旨>

⇒ 遺産は法定相続人が相続するのが原則ですが、相続人が不存在の場合には相続権のない者(内縁の夫や妻、事実上の養子、献身的に看護してきた人等)も家庭裁判所に対する申立を行えば、財産を受け取ることができる場合があります。

 

基本的な流れとして、被相続人の死亡後、相続人がいないことが法的に確定した場合、最終的に残った遺産が国庫に帰属されるのが原則ですが、被相続人との間で一定の関係にあった者にも、申立により、相続財産分与が認められることがあります。

 

これは、遺言制度が普及していない現状のもと、その不備を補完し、被相続人の意思の実現を図るものといえます。

 

 

<特別縁故者の範囲>

⇒ 特別縁故者として認められるには、民法に定める特別縁故者の範囲に該当する必要があり、以下の者が特別縁故者として挙げられます。

(1)相続人と生計を同じくしていた者

(2)被相続人の療養看護に努めた者

(3)その他被相続人と特別の縁故があった者