No.80-技術・人文知識・国際業務ビザの上陸許可基準と情報処理技術に関する試験の合格及び有資格者について定めるIT告示


 

Q 弊社はソフトウェア会社ですが、この度、ソフトウェア開発を目的として、外国人技術者を採用し、技術・人文知識・国際業務ビザで申請を出そうと考えているところ、その外国人技術者は、大学等を出ておらず、また、10年以上の実務経験もありません。この外国人技術者については、技術・人文知識・国際業務ビザで採用することは一切できませんか?

 

 


 

A

<問題の所在>

⇒ ソフトウェア会社において外国人技術者を採用し、技術・人文知識・国際業務ビザで申請を出したところ、大学等を出ておらず、10年の実務経験もない場合、上陸許可基準に合致しないとして、不許可になってしまうことが考えられます。

 

このような事態になるのは、技術・人文知識・国際業務ビザは、下記の基準省令(上陸許可基準)が存在する在留資格であるためです。

 

申請人が次のいずれにも該当していること。ただし、申請人が情報処理に関する技術又は知識を要する業務に従事しようとする場合で、法務大臣が告示をもって定める情報処理技術に関する試験に合格し又は法務大臣が告示をもって定める情報処理技術に関する資格を有しているときは、一に該当することを要しない。

一 従事しようとする業務について、次のいずれかに該当し、これに必要な技術又は知識を修得していること。

 イ 当該技術若しくは知識に係る科目を専攻して大学を卒業し、又はこれと同等以上の教育を受けたこと。

 ロ 当該技術又は知識に係る科目を専攻して本邦の専修学校の専門課程を修了(当該修了に関し法務大臣が告示をもって定める要件に該当する場合に限る。)したこと。

 ハ 十年以上の実務経験(大学、高等専門学校、高等学校、中等教育学校の後期課程又は専修学校の専門課程において当該技術又は知識に係る科目を専攻した期間を含む。)を有すること。

二 日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること。

 

 

<IT告示>

⇒ 上記の基準省令に照らして考えると、大学等を出ておらず、10年の実務経験もないと技術・人文知識・国際業務ビザが付与される可能性が低くなると思えますが、IT告示にある情報処理技術に関する試験に合格していたり、資格を有している場合には、技術・人文知識・国際業務ビザの可能性が出てきます。

 

したがって、本件でも、その採用予定の外国人がIT告示で定める情報処理技術に関する試験に合格していたり、資格を有していれば、技術・人文知識・国際業務ビザが付与される可能性が高まります。