No.81-技術・人文知識・国際業務ビザにいう「技術」の範囲と法務省入国管理局が発表している技術ビザの具体例


 

Q 技術・人文知識・国際業務ビザにいう「技術」とはどの程度の水準である必要がありますか?また、具体的にはどのような業務が想定されているのですか?

 

 


 

A

「技術」の範囲

⇒ 技術・人文知識・国際業務ビザは、その活動内容として、「・・・理学、工学その他の自然科学の分野に属する技術又は知識を要する業務に従事する活動」が挙げられ、具体的には、製品の開発技術者、エンジニア、プログラム開発者等の理学、工学その他の自然科学の分野に属する技術又は知識を必要とする活動が技術・人文知識・国際業務ビザに該当します。

 

この技術・人文知識・国際業務ビザでは、単純労働は含まれず、学術上の素養等の条件を含めて理論を実際に応用する能力を含み、個人が自己の経験の集積によって有している能力の場合は技能ビザの範疇に入ってきます。

 

 

<法務省入国管理局が発表している技術・人文知識・国際業務ビザの具体例>

⇒ 法務省入国管理局が想定している技術・人文知識・国際業務ビザの例は下記の通りとなっています。

 

・ 本国において工学を専攻して大学を卒業し、ゲームメーカーでオンラインゲームの開発及びサポート業務等に従事した後、本邦のグループ企業のゲーム事業部門を担う法人との契約に基づき、月額約25万円の報酬を受けて、同社の次期オンラインゲームの開発案件に関するシステムの設計、総合試験及び検査等の業務に従事するもの。

 

・ 本国において工学を専攻して大学を卒業し、ソフトウェア会社に勤務した後,本邦のソフトウェア会社との契約に基づき、月額約35万円の報酬を受けて、ソフトウェアエンジニアとしてコンピュータ関連サービスに従事するもの。

 

・ 本国において電気通信工学を専攻して大学を卒業し,同国にある日本の電気通信設備工事業を行う会社の子会社に雇用された後、本邦にある親会社との契約に基づき、月額約24万円の報酬を受けて、コンピュータ・プログラマーとして、開発に係るソフトウェアについて顧客との使用の調整及び仕様書の作成等の業務に従事するもの。

 

・ 本国において機械工学を専攻して大学を卒業し、自動車メーカーで製品開発・テスト,社員指導等の業務に従事した後、本邦のコンサルティング・人材派遣等会社との契約に基づき,月額約170万円の報酬を受けて、本邦の外資系自動車メーカーに派遣されて技術開発等に係るプロジェクトマネージャーとしての業務に従事するもの。

 

・ 本国において工学、情報処理等を専攻して大学を卒業し、証券会社等においてリスク管理業務,金利派生商品のリサーチ部門等に所属してシステム開発に従事した後、本邦の外資系証券会社との契約に基づき、月額約83万円の報酬を受けて、取引レポート、損益データベース等の構築に係る業務に従事するもの。

 

・ 建築工学を専攻して本邦の大学を卒業し、本邦の建設会社との契約に基づき、月額約40万円の報酬を受けて、建設技術の基礎及び応用研究、国内外の建設事情調査等の業務に従事するもの。

 

・ 社会基盤工学を専攻して本邦の大学院博士課程を修了し、同大学の生産技術研究所に勤務した後、本邦の土木・建設コンサルタント会社との契約に基づき、月額約30万円の報酬を受けて、土木及び建築における研究開発・解析・構造設計に係る業務に従事するもの。

 

・ 本国において電気力学、工学等を専攻して大学を卒業し、輸送用機械器具製造会社に勤務した後、本邦の航空機整備会社との契約に基づき、月額約30万円の報酬を受けて、CAD及びCAEのシステム解析、テクニカルサポート及び開発業務に従事するもの。

 

・ 電子情報学を専攻して本邦の大学院博士課程を修了し、本邦の電気通信事業会社との契約に基づき、月額約25万円の報酬を受けて、同社の研究所において情報セキュリティプロジェクトに関する業務に従事するもの