ドメインの取得代行及び管理代行サービス利用規約の意義


【意義】

ドメインの取得代行及び管理代行サービス利用規約は、サービス提供者が利用者に代わりドメイン名の登録を代行し、その登録したドメイン名を継続的に利用するために必要となる管理手続きをサービス提供者が利用者に代わって行う場合に用いられる利用規です。

 

ドメインの取得代行及び管理代行サービス利用規約では、利用者が取得し、又はサービス提供者が管理できるドメインの内容、ドメインの登録更新、利用料金の支払い、登録情報の変更、ドメインの使用停止等が規定されます。

 

 


【利用者が取得し、又はサービス提供者が管理できるドメインの内容】

利用者が取得できるドメインの内容は、サービス提供者がインターネット上で公表する形が一般的です。

 

サービス提供者が管理できるドメインの内容は、次のものが考えられます。

(1)サービス提供者が行っているドメインの取得代行サービスで取得されたドメイン名

(2)サービス提供者が行っているドメインの取得代行サービス以外で取得されたドメイン名のうち、サービス提供者が定める種類のものであって、サービス提供者へ移管されたドメイン名

 

 


【ドメインの登録更新】

利用者は、サービス提供者が定める手続により、ドメイン名の登録を更新することができるとされ、更新されるドメイン名の更新後の有効期間は、ドメインの取得代行及び管理代行サービス利用規約において規定されることがあります。

 

なお、利用者がドメインの更新前に利用料金を支払い、ドメインの更新後にドメインの取得代行及び管理代行サービスを解約した場合、利用者から支払われた利用料金は、返金されない形が多いといえます。

 


【利用料金の支払い】

サービス提供者が別に定める期日までに所定の利用料金をサービス提供者が定める方法により支払う形が一般的です。

 

なお、利用料金の支払いが確認できない場合、ドメイン名の取得、更新、レジストラ移管等の業務を行わないことが定められます。

 

 


【登録情報の変更】

利用者が登録名義情報を変更するときは、サービス提供者が定める手続きにより必要事項を届け出る必要があり、誤った情報、不正確な情報等を提供してはならないとされます。

 

 


【ドメインの使用停止等】

管理しているドメイン又は登録申請がされたドメインについて、裁判所、行政機関又はこれらに準ずる公的機関から、その使用の停止、削除等を求める判決、決定、命令、指導その他の意思決定を受けたときは、サービス提供者は、直ちにその使用の停止、登録拒否、削除等をすることができるとされることが多いといえます。