Q.
養育費の支払いを合意する際に養育費を支払う当事者の祖父母が連帯保証することは可能ですか?
A.
養育費を支払う当事者の祖父母は、孫に対して生活扶助義務を負うに過ぎないところ、養育費の支払義務について連帯保証することにより、実質的に生活保持義務を負うようにすることは可能です。
ただし、連帯保証をした祖父母が死亡した場合、その相続人が連帯保証債務を相続することになるため、あらかじめ連帯保証期間については、連帯保証人である祖父母が生存する期間に限る旨の条項を離婚協議書に規定することが重要といえます。
なお、主債務者である養育費を支払う当事者が死亡した場合、以後、養育費の支払義務は、消滅し、連帯保証債務も消滅します。