No.153-特許ライセンス契約におけるミニマムロイヤルティの未達成とライセンサー側の対応


 

Q.

特許ライセンス契約において、ライセンシーのライセンス料が契約で定めた最低ライン(ミニマムロイヤルティ)に達成しないことが続いた場合に備えて、ライセンサーとしてどのように対応しておくべきですか?

 

 


 

A.

ライセンシーのライセンス料が契約で定めた最低ライン(ミニマムロイヤルティ)に達成しないことが続いた場合に備えて、ライセンサーとして、あらかじめ契約条項において、(1)独占的通常実施権をライセンシーへ付与しているときは、非独占的通常実施権へ変更できる旨の条項、(2)特許ライセンス契約そのものを解除することができる旨の条項をそれぞれ設けることを検討しておくべきといえます。