ドメイン譲渡契約書の意義


【意義】

ドメイン譲渡契約書は、譲渡人がインターネット上の住所ともいうべきドメイン(ex.〇〇〇.com等)を譲受人へ譲渡する場合に用いられる契約書で、対象ドメイン、譲渡日、代金の支払い、費用負担、対象ドメインの使用料の支払義務等の項目が定められます。

 

なお、譲渡人と譲受人のドメイン管理事業者が異なる場合、対象ドメインを譲受人のドメイン管理事業者が管理できるかどうかを確認しておく必要があり、対象ドメインの種類により、ドメイン管理事業者が管理対象外としているケースがあります。

 

もし、譲受人のドメイン管理事業者では、対象ドメインを管理できない場合には、ドメイン管理事業者を変更する必要があります。

 

 


【対象ドメインの特定】

何のドメインを譲渡の対象とするのかが不明確にならないようにドメイン名、ドメインの有効期限等で対象ドメインを特定します。

 

 


【譲渡日】

ドメインを譲り受けるには、ドメインの所有者情報を変更する必要があり、その実行日を譲渡日として取り決めます。

 

 


【費用負担】

対象ドメインを譲渡すると名義書換手数料等の費用をドメイン管理事業者へ支払う場合が出てくるところ、その費用をどちらが負担するのかについて、譲渡人と譲受人で取り決めておく必要があります。

 

 


【対象ドメインの使用料の支払義務】

対象ドメインの移管手続には、一定の時間がかかる場合があるところ、その手続完了前に対象ドメインの使用料の支払いを譲渡人が怠ると、ドメインが失効するおそれがあり、譲渡人が譲受人へ対象ドメインを移管できなくなるおそれがあるため、対象ドメインの使用料の支払義務を譲渡人が負担する旨が取り決められることがあります。