協賛契約書の意義


【意義】

協賛契約書は、イベント、大会、コンサート等の催し物において、主催者がスポンサーの名称、商品名等を催し物の広告媒体に冠として協賛表示し、これに対して広告代理店がスポンサーに代わってスポンサー料を支払う場合に用いられる契約書です。

      

 


【冠として協賛表示を行う場合の広告媒体の種類】

冠として協賛表示を行う場合の広告媒体の種類には、例えば、以下のものがあります。ただし、協賛表示を行うスペースに制限がある場合もあり得るため、表示できない場合があることを契約書上に規定することがあります。

 

・新聞広告

・ポスター

・チラシ

・入場チケット

・看板

 

 


【広告代理店によるスポンサーの商品のサンプル配布】

協賛契約書では、広告代理店が催し物会場においてスポンサーの商品のサンプル配布を認める旨の条項が定められることがあります。

 

 


【競合事業者によるスポンサーの禁止】

あるスポンサーと競合関係にある事業者が同じ催し物のスポンサーになるとそのスポンサーの広告宣伝効果が減殺されるおそれがあるため、協賛契約書では、競合事業者をスポンサーにすることを禁止する旨の条項が定められることがあります。

 

 


【入場チケットの無償交付】

協賛契約では、主催者からスポンサーに対して入場チケットを無償で交付する旨の合意がなされることが多いといえます。

 

その無償交付の定め方としては、一定の枚数(ex.〇〇枚)で取り決める方法及び会場の収容人数に対する一定割合(ex.会場の収容人数×〇パーセント)で定める方法があります。