契約書における自動更新特約



自動更新特約の意義

当事者間で長期間継続する契約の場合でも、有効期間を定めるのが通常であるところ、有効期間が到来したからといって、再度契約締結をするというのは煩雑です。


そこで、契約期間が満了しても解約の意思表示をしない限り、自動的に契約が更新されると旨の特約が設けられ、これを自動更新特約又は自動更新条項といったりします。




自動更新特約を定める際のポイント

自動更新特約を設ける場合に大事なことは、○ヶ月前までに解約の申し入れをすることができるのかという点です。


これは、例えば、業務委託契約を例にして考えると、受託者は業務遂行のために準備・手配等を行っているのが通常であり、突如解約されてしまうと、準備・手配の段階に入っている受託者が不測の損害を被ってしまうため、解約の予告期間が大事となってくるのです。