No.108-継続的売買契約における買主にとって最も有利な個別契約の成立方法


 

Q.

継続的売買契約において、買主にとって最も有利な個別契約の成立方法は、どのようなものですか?

 

 

 


 

A.

継続的売買契約において、買主にとって最も有利な個別契約の成立方法は、買主が売主に対し、注文書を交付した時点で個別契約が成立すると取り扱うことです。

 

この方法に関し、買主が売主と合意できれば、買主は、注文した商品を早期に納品できることになります。

 

ただし、この方法は、売主への負担が大きいことから、売主が同意しない可能性があります。

 

 

そこで、例えば、売主による口頭の承諾でも個別契約が成立するとし、加えて、注文書による買主の注文があるにもかかわらず、一定期間経過しても、売主から、何ら異議がないときは、その注文を承諾したものとみなすことが考えられます。